たいてい、試合に使われなかった選手や、途中で移籍した選手は、その時の監督に対して多かれ少なかれ不満を持つものですが、セフ、ドワイトに対しては、このように今でも慕っている選手が多いのは、やはり選手を尊重し、まず人として付き合っていた彼らのスタンスからだと思います。彼らはいつも、指導者として一番重要なのは戦術でも、経験でもなく、選手、スタッフ、サポーター、メディア、その他全ての人に対して、敬意を払い、“リスペクト”する事だと口にしていましたした。オランダでも、「彼等と一緒に働いたら他の人とは働きずらいんだ」という人もいましたしね。『お互いを尊重し、“リスペクト”する気持ちを忘れない』
人にはそれぞれエゴがあるので、当たり前のようで、実は一番難しい部分なのかもしれません。ただ、絶対に忘れてはいけない一番大切な部分ですよね。
PS
はちさん:
いつもコメントありがとうございます!まだまだ、非常に苦しい状況ですが、これからもよろしくお願いします!
8さん:
セットプレーの守備に関してですが、簡単に言うと、ゾーンでのメリットとしては、相手の形に合わせることなく、様々なパターンに対応できることだと思います。各自が自分の与えられたスペースを責任もってケアする事が必要不可欠です。ただ、この戦術を取る場合には数十センチ単位でのポジショニング取りや、ディーテル部分が非常に重要となり、すべての面においてパーフェクトに準備をして、ある程度チームの平均身長が高いことが前提だと思います。
またマンツーマンに関しては、マークする相手も明確となり、相手の方が空中戦に多少強くても身体を寄せる事で、走り込むコースや、ジャンプ時に、相手のバランスを崩すことができ、ボールに触れる前にある程度防御ができます。ただ、デメリットとしては、相手の動きによっては出足が遅れたり、コースをブロックされたりして、ボールや選手を見失う可能性もあります。
基本的に、ゾーンはスペース、マンツーマンは人のケアですが、どのシステムにもメリット、デメリットがあるように、もちろんセットプレーでも完全な方法は存在しません。最高のクロスに、最高のタイミングで飛び込まれた場合は、どんなにパーフェクトにオーガナイズしていても失点してしまう事はあります。ただ、その割合を減らすために、自分達のクォーリティーに見合った方法を選び、練習を積み重ねることが必要だと思います。