2009年07月09日

反省→分析→改善

いよいよ九州大会もベスト16となりました。ただ、大会で勝ち抜くことが重要なのではなく、あくまで個の育成が最優先事項です(もちろん選手にとって勝ちにこだわる事も非常に重要な要素ですし、特に日本の場合、指導者にとっても経験を積ませるためにも勝ち抜かなければならないのですが)。しかしながら、それ以上に“勝てば官軍”、負けたらすぐに「次に切り替えよう」という風潮があまりにも大きいように感じます。ゲームの良し悪しを結果のみで判定してしまい、1ゲーム、1ゲームをきちんと自己分析して、その反省を次に活かす選手がどれだけいるでしょうか?というのも、先日、半年前に行われた試合のビデオを見ていて、何でもない単純なミスを繰り返している選手が、今もなお同じミスを繰り返し、なおかつそのミスを認識していない事に気がつきました(昨日行ったミーティングで気付いてくれればいいのですが…)。

プロの選手でもそうだと思うのですが、ゲーム後、次に向けて気持を切り替える事も非常に重要ですが、ゲームを深く分析して、今後のプレーに結び付ける事も非常に大切なことだと思います。簡単に“切り替えよう”という言葉を使う選手に限って、同じ過ちを何度も繰り返すような気がします。

一度、トップチームに所属していた際に連敗が続いてしまい、その事にチームが“慣れ”はじめた時期がありました。そこで、当時の監督がゲームに敗戦した翌日のオフを返上して、多少理不尽な(?)フィジカルトレーニングを選手に課し(フィジカルトレーニングのほとんどがボールを使ったものでしたが、その時初めて素走りだけのトレーニングが行われました)、選手の気持ちを煽った事がありました。しかも、その週の練習は、全てアグレッシブにプレーさせる練習メニューが多く、ファールすれすれの激しいプレーの横行となり、怪我を危惧した一部の主力選手が怒り出す事態となりました(当時、新聞にも大袈裟に取り立たされましたが…)

ただ、その頃すでに、上記の様に負けても次の試合で挽回できればそれでいいといった考えの選手が一部で増え始めており、チームが“負のサイクル”に陥っていたようでした。そういった中で、1ゲーム、1ゲームの重みを深く感じ、毎試合が決勝戦と思って闘う気持ちを忘れてほしくないという監督のメッセージがその週の練習には反映されていたようでした。

帰国する前にManUなどの練習を見学していたせいか、日本のトップレベルで試合を行っているチームの練習が、無意識のうちに練習と試合を区別しているようで“ゆるい”と感じていましたが初めて、トレーニングを見ていてワクワクするような気持ちになりました。「何故こんなことをさせられなければいけないんだ」といった怒りの気持ちが、いつからか、「何が何でも次の試合は勝ってやる」という気持ちに変わり、「それではなぜ今まで負け試合が続いていたのか」と更に深く追求するようになり、チーム全体に“勝ちにこだわる”といった雰囲気が浸透していきました。試合前に「今回の試合は勝つだろう」と間違いなく勝てるだろうと確信したのはこの時が初めてです。

やはり1試合1試合を大切にして、試合後にきっちりと自分とチームを見つめ直し、その後の練習から改善していくといった基本的な作業が出来るチームがレベルアップしていくのだなと感じました。正直な事を言えば、当時は初めての出来事で多少動揺していましたが、計算して選手を発奮させ、闘争心を高めた当時の監督の采配にも感心させられましたし、そこで腐らずに勝利を勝ち取った選手達にプロの姿勢を感じた瞬間でした。

まさに“不貞腐れたらそこでお終い”。指摘されたことを謙虚に受け止めて、貪欲に改善しようとする選手達が生き残っていくのでしょうね。
posted by ryo at 13:34| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
http://www.jsgoal.jp/photo/_prog/detail.php?c=00049080&search[filename1]=20090100010620090718
これ志垣さんですか???
Posted by シャチ at 2009年07月18日 23:33
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