2008年03月06日

Sef Vergoossenという人物

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セフは常にチームの将来を考えてチーム作りを進めてきました。残念ながら名古屋では相次いで怪我人が出てしまう不運にもみまわれ、目に見える形での成果を挙げることができなかったので、彼に対して懐疑的な目を向けていた人いたかもしれません。ただ、彼は常々『このチームは残念ながら上位のチームと比べて様々な面でまだ差がある。今の一時的な結果を求めるよりも、我々が日本を去った2,3年後にはグランパスというチームがJの中で確固たる地位を築けるのであればそれでいい。そのために今は、チームの基盤を作ること先決だ。現在所属している将来性豊かな若手選手を長いスパンで育て、そしてベテラン選手の力を借り、うまく融合してチーム作りを進めていく』ということを強調していました。現場だけでなく、クラブ全体、大きく言えば日本サッカー界の発展を考えて常に仕事をしていましたし、自分の経験をグランパスだけでなく、幅広く還元するために地域の指導者を招いて講義等も行っていました。今後さらに日本サッカーを発展させていくためには、選手だけでなく、指導者、サポートスタッフ、メディア、サポーター、フロントスタッフとサッカーを取り巻く人々みんなが更に外部から学んで、そして必要な部分は取り入れ、日本の優れている部分と融合させレベルアップしていくべきだと思いますが、本当に彼からはサッカー以外の部分も含めて多くのことを学ばせてもらいましたし、それは私だけではなく一緒に働いていたスタッフ全員が同じ気持ちだったと思います。


((ただ、今でも彼の通訳でなければもっと仕事量は少なく、楽だったのではないかと思います(笑)。あえて大変だった事をあげると、とにかく、とにかく(!)話が長かったことでしょうか…先日も試合後のインタビューがTVで放送されていましたが、インタビュアーも”まだ話すのか!”、というような顔をしていましたし...日本でも30分のインタビューであれば、事前に広報を通じて、できるだけ質問数をおさえてもらうように頼んでいました。というのも、一般であれば、14、15の質問を用意されているようですが、セフの場合、ご丁寧にも質問以上の事を答えるので、1つの質問で5分くらいかかります。インタビュー、もしくはミィーティングが時間内に終わった記憶はありません…特に試合後のインタビューは、こちらも興奮状態にあるし、たまに質問の内容があやふやでわからない時もあるので非常に難しいのですが、本当によくしゃべります。実はドワイトもこの件に関してはぼやいているんです!))


ご存知の通り、セフは今期限りでの監督業の引退を表明しています(未だに強豪クラブからのオファーがあるようですが)。今まで休日を返上してでも仕事に励んでいましたし、常にクラブの今後の事や、次戦の対戦相手の事など、サッカーの事ばかり考え、サッカーにすべての情熱を注いできました。近くにいて、いかに監督業が大変なのか、また監督になるためにはここまでしなければいけないのかというのを目の辺りにしてきました。2年間という短い期間でしたが、サッカーの監督として、そして人として本当に尊敬しています。

どのチームでも起用されない選手は、監督に対しての不満が多少あると思いますが、その中でも彼の人間性を疑う選手はいなかったと思います。特に、サポーターの方達をとても大事にしていましたし、今でもサポーターの方々から頂いた品々が大事に家に飾ってあります。そういう彼だからこそ、今でも、昔所属していたチームのサポーターに愛され続けているのだと思います。引退の話を聞いた時は非常に驚きましたが、もっと家族と過ごす時間を大切にしたいという彼の気持ちもわかります。キャリアの最後をPSVで有終の美を飾り、今後は違った形でサッカー界に貢献してもらいたいと思います!今後もできることがあれば名古屋をサポートしていきたいと語っていますし、また日本、そして名古屋にも遊びに行くそうです。先月体調を崩しましたが、とりあえず今は元気に、名古屋時代と同じようにPSVで毎日一生懸命仕事してますよ!


写真
アイントホーヘンのアパートに飾ってある、サポーターの方から頂いた絵
去年の誕生日パーティー
posted by ryo at 10:19| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
CS放送のオフ企画で、グランパスのゲームも流れたりしていますが、アナウンサーの「サポーターに愛された監督さんだったんですね」というコメントを耳にするたびに、くすぐったく、また懐かしくなります。
 
もう少し、クラブとしてのバックアップ体制が整っていたら……。怪我人も少なく、選手の補強も出来て、もう少し目に見える形での成果が出たのではないでしょうか。そう思うと、残念でなりません。
 
とはいえ、セフに育ててもらった若手選手たちが、今季はスタメンに多く出てきそうなので、さらなる将来を楽しみにしながら、試合を見られそうです。
そういう意味では、セフに本当に感謝しています。
お体を大切に、とセフにお伝え下さい。
Posted by オールド鯱サポ at 2008年03月07日 10:38
とても興味深く読ませて頂きました。志垣さん、どうもありがとうございます。
そして、セフも志垣さんのような理解者が側にいて幸せでしたね!
すべては皆それぞれのお人柄なのでしょうが。

私も、結果が出なくてもセフを信じて頑張ろうと思っていました
ので、正直言うと、3年目がなくなって残念でした。
でも今はこうして名古屋とオランダでそれぞれの道があるので、
前を向いていかないといけませんね。

セフのこと好きだったなあ…。
退席になった試合(ガラス越しのドワイトへの指示の場面)が
本当に忘れられないです(笑)
Posted by こねこ at 2008年03月11日 20:46
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